レビュー

【書籍レビュー】2015年本屋大賞受賞作「鹿の王」【映画化】

本日は上橋 菜穂子 著「鹿の王」を読み終わりましたので、感想をつらつらとレビューしたいと思います
※ネタバレしないように心がけておりますが、多少は内容に踏み込んで書きます!

書籍情報

著者:上橋 菜穂子
出版社:KADOKAWA 
あらすじ:

強大な帝国にのまれていく故郷を守るため、死を求め戦う戦士団<独角>。
その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。
その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾う。
一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、
医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。
感染から生き残った父子と、命を救うため奔走する医師。
過酷な運命に立ち向かう人々の“絆”の物語。

出典元 KADOKAWA社 HP:https://promo.kadokawa.co.jp/shikanoou/contents/story.php

2015年には本屋大賞及び日本医療小説大賞を受賞!
上橋先生と言えばあの『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズの著者として非常に実績のある作家ですよね
そんな約束された名作「鹿の王」は果たしてどうだったか、感想書いていきます!

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そもそも何で今更読んだのか

以前から気にはなっていたのですが上下巻構成のボリュームに怯んでしまい、なかなか手を出していませんでした・・
時は流れ、先日映画館で「映画化!」の予告が流れているのを見て「そう言えば読んで無かったなぁー映画の前に読んでみっか!文庫版も出てるし」と軽い気持ちで文庫版を1,2巻だけ買ってみました

そして全巻買わなかった事を激しく後悔しました

試すような事をして大変申し訳ございませんでした・・始めから全巻買っておくべきでした・・

感想:これってファンタジー小説・・じゃない!

寝食も忘れて没頭して読んだのは久しぶりでした
前情報はほぼゼロで読んだのでファンタジー小説かな?ぐらいの認識でした
(実際架空の世界観なので間違ってはいないか)
ただ読み進めていく内に「これファンタジー小説の皮を被ったゴリゴリの医療小説だ!」と認識を改めました


本作は、生き残ってしまった男「ヴァン天才医者「ホッサルというダブル主人公スタイルで場面が移り変わりながら話が展開していきます
この退避が非常に面白くヴァンの目線では、謎の病が「神秘的な何か」を思わせる展開で、まさにファンタジー小説といった雰囲気
対するホッサル目線では謎の病に対して神や呪いといった要素は一切考えず、ひたむきに「原因と対策を研究し、パンデミックをいかに防ぐか議論する」ゴリゴリの医療小説として展開していきます

ホッサルの重要性

最初はホッサルを舐めてました
はいはい、天才医師が病気と決めつけてるけど神秘的な何かに打ち負かされてヴァンを頼る展開ね」と・・
ところがどっこいホッサルは地道に研究を重ねていく事で、謎の病を徐々に解き明かしていくんですね~まさしくホッサルは天才医師でした


ホッサルの手によって徐々に謎の病が解き明かされていくが謎はまだ多い、対するヴァンの目線では様々な神秘的な事象が起きていく・・
「これはやはり病気では無く呪い系のヤツなのでは?」と読者はその深い謎に惹き込まれていくんです

このダブル主人公の対比を見せる事で、サスペンス的な要素までもが入ってくるんですね~いや凄い

ヴァンが好き、ユナも好き、サエも好き

ホッサルも良いのですがやはり主人公ヴァンが魅力的で一番好きです
暗い過去を背負いながら死に場所を求めるも「生き残ってしまった」男
穏やかな表情の裏で時より見せる暗い影・・
そんな男に生きる希望をあたる幼子ユナ(可愛い過ぎます)
ヴァンと同じ雰囲気を持つサエ(大好きです)
本当に素晴らしいキャラクター達でストーリーは勿論良いのですが
彼らの話をもっと読みたかった!と思ってしまうぐらいに大好きになりました

この物語の続きが読める幸せ

実は「鹿の王」には続きがあるんですよね!「鹿の王 水底の橋」!
勿論購入済みで御座います、同じ過ちは繰り返しません
ホッサルが主人公っぽいあらすじですが、どんな話なのか今から楽しみです!

読みました!続編「鹿の王 水底」レビューはこちら

映画化も!

出典元 映画特設サイト:https://shikanoou-movie.jp/

アニメーション作品として映画化するとの事でこちらも楽しみですね!
公開は2021年9月10日(金)
実写では無理なスケールなのでアニメは正解だと思います
あとはこのスケールをどこまで描ききれるか、、が気になる所ですね
声優陣も豪華ですね!

  • 堤 真一 (ヴァン)
  • 竹内涼真 (ホッサル)
  • 杏 (サエ)

豪華だから良いという物ではありませんが話題になるのは良いことです
小説読むのはしんどいなーという方は是非映画で見て頂き、その後で小説を読んでみては如何でしょうか?

このレビューで興味を持って頂ければ嬉しいです!

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ボブ
30代/都内在住/長崎県出身/バツイチ/サラリーマン。これまで様々な趣味を嗜んできましたので、体験談や知識を発信していきます。好きな食べ物はサーモン、嫌いな食べ物はカボチャ。