本日は絵本雑誌「MOE」のえほん、「せかいいちのねこ」のレビューです
以前からタイトルと絵柄で妙に心惹かれていた本作、果たしてどんな本だったのか?
あらすじと感想をレビューしていきます!
書籍情報
著者:ヒグチユウコ
出版社:白泉社
「なんてやさしいねこなんだろう。ぼくも あんなやさしいねこになりたい」
男の子に永遠に愛されるために、本物の猫になりたいと願うぬいぐるみのニャンコと、旅先で出会うさまざまな猫たちとの心温まる絵物語。
猫たちの優しさにふれて、成長していくニャンコ。ほんとうの幸せとは?
出典 白泉社HP:https://www.hakusensha.co.jp/books/9784592761891
たくさんの愛らしい猫の姿も楽しめるギフト絵本です。
シリーズについて
本作「せかいいちのねこ」も含め現在3作品が発売されている非常に人気のある作品となっております
読了後の今なら、ここまでシリーズ化されている事も納得で御座います
私は今回2作目まで購入してみました!
続きの話もレビューしました:こちら
あらすじ
猫のぬいぐるみ「ニャンコ」は持ち主の男の子からとても愛されています
ただ、赤ちゃんの時から一緒にいた男の子はもう7歳になりました
皆から男の子がぬいぐるみに飽きるのはそろそろだと言われ、ニャンコは不安を抱えています
「ぼくはどうすれば ずっとずっとなかよしで いられるかを いつもかんがえているの」
そんな時、仲間のぬいぐるみから「猫のヒゲ」を集めて身体に入れれば、ぬいぐるみの猫も”本物の猫”になれるという話を聞きます
「せかいいちのねこになって 男の子が大きくなっても いっしょにいるんだ!!」
こうしてニャンコはお供のアノマロに乗って、ヒゲ集めの旅へ出かけるのでした
果たしてニャンコは無事に本物の猫になれるのでしょうか?
感想:じんわり心温まる絵本
切なさMAXの導入部分で既に泣きそうになりながら読みましたw
ニャンコがとてもいい子で、つい感情移入してしまうんですよね
登場する猫達も個性的で、意地悪な猫、食いしん坊な猫、恥ずかしがりな猫、寂しそうな猫、旅する猫などなど沢山の猫が登場します
次はどんな猫かな?とワクワクしながら読み進めて行くことができます
ネタバレになるので具体的には書けませんが、ラストでとある猫がニャンコに対して語る言葉が胸に刺さります
私はカフェで読んでいたのですが、涙を堪えるのが大変でした
(おじさんがカフェで絵本読んで泣いてる姿はホラー・・w)
対象年齢は?
絵本なので難しい漢字は使われてませんし、ルビもしっかり振ってあります
普通の絵本よりは文章量が多めなので、読み聞かせには少し話が長めかもしれません
ただ、非常に可愛らしいイラストだけでも楽しめるかもしれませんね!
勿論、大人にもオススメです!
心が疲れたり、少し自信を無くした時などに、ふと手に取って読みたくなる一冊でした
興味を持って頂けたら嬉しいです!