アニメも始まり今勢いに乗る漫画「かげきしょうじょ!!」に今更ながらハマってしまいましたので、作品の紹介や魅力について語り尽くしたいと思います!
作品紹介
書籍情報
出版社 | 白泉社 |
著者 | 斉木久美子 |
掲載誌 | MELODY |
レーベル | 花とゆめコミックススペシャル |
巻数 | 既刊12巻(2022年4月現在) |
「かげきしょうじょ!!シーズンゼロ」とは?読む順番は ?
本作は集英社の「ジャンプ改」にて連載されていましたが、同誌の休刊に伴い「MELODY」へ移籍しました
その際にタイトルが「かげきしょうじょ!!」に改題された経緯があります
そのため、コミック「かげきしょうじょ!!」の1巻は物語の途中から始まります
最初から読む場合は、集英社版を再編集した「かげきしょうじょ!!シーズンゼロ」から読みましょう!
(「かげきしょうじょ!!シーズンゼロ」 は上下巻構成となっています)
あらすじ
大正時代に創立された「紅華歌劇団」は、未婚女性達のみで構成され、美しい舞台で人々の心を魅了させる劇団である。神戸にある劇団員の育成を目的とした「紅華歌劇音楽学校」では、毎年難関を突破した女学生が入学してくる。渡辺さらさをはじめとする第100期生は、希望や葛藤を抱えながら未来のスターとなるべく、日々奮戦する。
出典:wikipedia
あらすじからも分かる通り、あの有名な宝塚歌劇団をモデルにした作品です
私は宝塚歌劇団に詳しく無いので正否は分かりませんが、宝塚歌劇団の世界をかなり忠実に描いているのでは無いでしょうか?
原作を読んだ感想
主人公の周りは東大レベルの競争率を勝ち抜いて入学した生徒しかいません
そのため基本的に登場人物全員の意識が高いので、レベルの低い嫌がらせが無く、読んでいてストレスがありません(一部例外あり)
ただ主人公の1人で元アイドル「奈良田」さんが、序盤は性格が暗く歌劇へのやる気も無いので、若干フラストレーションを覚える方もいるようです
アニメでも序盤に奈良田さんへ拒否感を持って観るのを止めてしまう方もいるようで勿体ない!と思います
イライラするのは序盤だけだから!我慢して!本当に良い子だから!
またコミックでは、各キャラクターにスポットを当てた「番外編」もあります
本編では描かれなかったキャラクター達の心理描写や人間関係、過去など深堀りされております
コミック最新刊は12巻!13巻の発売はいつ?
2023年12月現在、コミック最新刊は「14巻」まで発売されています
アニメ情報
放送局や放送日は?スタッフやキャストは?
監督 | 米田 和弘 |
アニメーション制作 | PINE JAM |
放送局と放送日 | AT-X:7月3日(土)より毎週土曜24:00 TOKYO MX:7月3日(土)より毎週土曜25:00 HTB:7月7日(水)より毎週水曜25:50 他 |
主演キャスト | 渡辺さらさ 役: 千本木彩花 奈良田 愛 役: 花守ゆみり |
放送開始日 | 2021年7月4日~ |
アニメはどこまで?
公式で全何話かの発表はありませんが、アニメ公式ページのBlu-ray情報を見ると最終4巻の収録話が「第十三幕」までとなっていますなのでアニメは1クール13話までとなる可能性が高いと思います
予想通り13話で終わってしまいました・・寂しい・・
アニメはコミック7巻の21幕までとなりました
コミック収録の番外編なども丁寧に拾っていく構成で非常に良かったです!
是非シーズン2も期待したいですね!
ED曲「星の旅人」が最高
アニメED曲「星の旅人」は主演の二人が歌う歌劇団っぽい曲調で、作品と非常にマッチしており最高です
Youtubeで一部が公開されていますので是非聴いて下さい
Youtube:渡辺さらさ×奈良田 愛「星の旅人」
こちらの楽曲の作詞・作曲・編曲を手掛けておられるのは、実際に宝塚歌劇団宙組公演「激情」で文化庁芸術祭優秀賞を受賞した経歴をお持ちの「斉藤 恒芳氏」です
そりゃ良い曲な訳ですよ・・
ちなみに同曲のタイトルと歌詞を変え他のキャラクターが歌うバージョンもあります
Youtube:杉本紗和×山田彩子「シナヤカナミライ」
Youtube:星野 薫「薔薇と私」
Youtube:沢田千夏×沢田千秋「薔薇と私」
ED曲に合わせて映像も変化するこだわりっぷり・・
CDも発売されました!
本作の魅力
正反対の二人が主人公
本作には二人の主人公がいます
・長身(178cm)で長い手足、強い体幹という恵まれた体格を持つ
・幼少期は日本舞踊を習い、歌舞伎役者に憧れていた過去がある
・天真爛漫な性格で良くも悪くも巻き込んでいくタイプ
・男役志望
・非常に美人だが過去のトラウマが原因で男性恐怖症
・表情も乏しく感情表現や人付き合いが苦手
・さらさの影響で歌劇団に本気で取り組むようになる
・娘役志望?
(ちなみにJPXの由来は元掲載誌のJ(ジャン) P(プ) X(改)らしいです)
この正反対の性格を持つ二人が非常に魅力的
違った悩みや葛藤を抱える二人を応援したくなります
宝塚歌劇団の魅力を知れる
作中では音楽学校のシステムや、歌劇団のルールなどについて詳細に描かれています
恐らくモデルとなった宝塚歌劇団と共通する事柄が多いと思うのですが、その独自の世界が知れて面白いです
あのトップスター達はこんな覚悟とプライドを持って舞台に望んでいるのかと、プロの厳しい世界を知ることができます(天海祐希の凄さがより理解できました・・)
いつか本家である宝塚歌劇団を観に行きたいと思っていましたので観劇する前に本作で予備知識を得れて良かったです!
まとめ
私は宝塚の世界を知らなかったので、こんな世界があるんだと非常に楽しんでおります
漫画はまだまだ続きそうなので、最終巻まで追いかけたいと思います!
ヅカファンの方もそうでない方にもオススメできる作品です!
本記事で少しでも作品へ興味を持って頂ければ幸いです!